はじめまして、かず(@kazu_engineer03)と申します。
この記事では、Shopify学習中の方や営業準備中の方が、Shopifyのエンド営業で月50万円の収入を目指すために必要となる「具体的なエンド営業先」、「エンド案件に向き合う姿勢」を紹介していきます。
時間や場所に縛られないWeb関連の副業の中でも、今需要のあるShopifyを用いたECサイト制作。
オンラインスクールの卒業生やSNSでは、未経験から始めて月30万円、50万円、100万円以上といった結果を出されている人も見かけます。ぶっちゃけ僕は「そんな額を本当に稼げるのかな?どうせごく一部の人だけだろうな…羨ましいな」と思うだけの日々を過ごしてました。
まさにモブキャラ思考の僕ですが、会社員時代に副業でWeb制作から始め、約2年間の停滞や挫折を積み重ねながら、Shopifyの勉強開始から約1年後に気づけば100万円オーバーの受注ができるようになりました。
受注額の推移
上記のグラフを見てもわかるとおり、収入額が急に上がっているものの、僕はかなりの長期間の停滞期間を過ごしてきました。(具体的にはゼロイチ達成後2年以上収入5万円以下で停滞)
なぜこんなに長期間停滞してしまっていて、急に成果が出るようになったか。
もちろんShopifyに出会えたというところにはすごく感謝しているのですが、もっともっと大切なことがあります。
それは案外シンプルで、「相手目線の行動をちゃんと理解して、そしてお客さんに喜んでもらう仕事をする」
これが1番大切でした。
僕は、ゼロイチ達成後2年間は月の収入5万円以下と全く稼げずに苦労しました。自分なりに色んな情報収集をしたり、使える時間は全てWeb制作に注いでいたにも関わらず、結果が全くついてこなかったんです。
僕より後にWeb制作を始めた方々には追い越され、同じ時期に始めた人はどんどん飛躍、独立。置いてかれて気づけば”0→1”達成後2年以上経過。家族からは白い目、「向いてないんじゃないの…?」と声をかけられて何も言い返せない状態。「自分はこんなに頑張っているのにどうして稼げないんだ?もうやめてしまおうか…」と挫折寸前で情けなくて泣きながらパソコンに向き合う日々でした。
そんなとき、これでダメなら最後にしよう…と当時所属していたcodolifeというコミュニティ運営者のはらさん()にこんな内容の相談をさせていただき、1on1の面談をさせていただきました。
ずーっと停滞していてコミュニティ内でも幽霊部員的な存在だった僕に対して全力で打ち返していただき、約1時間以上かけて現状のヒアリングから超絶具体的なアクションプランを与えていただいて本当に感謝しています…!
アクションプランをいただいた後にこのような「ソフトスキル大全」というものも共有していただきました。
「ソフトスキル大全」は月収50万円以上稼ぐフリーランスの共通スキルチェックリストと言うもので、その中のチェックリストを拝見して僕は気付きました。
「圧倒的にお客様目線が不足していた…」
「成果出してる人ってこんなにやってるのか…」
「ここに書かれていることをほとんど何も出来ていなかった」
「自分はなんて基準値が低いんだろう…」と。
そこから今までのやり方を改めて紙に印刷して肌見放さず持ち歩いて1からやりなおしたところ、
こんなお客様からの声をいただきに喜ばれることができるようになり、Web収益も少しずつ伸び始めました。
このように僕の場合はShopifyエンド営業×ソフトスキル大全のおかげで成果がでました。今思えば「本当に無駄な時間を過ごしていたな…」と心の底から思います。無駄な努力を積み上げた挙句、自分なりのお客様への対応が実は全く的外れで、信頼を積み上げる多くの機会を無駄にしてしまっていました。
今この記事を読んでくださっているあなたには、本気で2年間停滞し続けていた僕と同じミスをしてほしくないし、挫折をしないでほしいです。
この記事では、そんな2年間停滞し続けた僕がShopifyのエンド営業においてお客様に喜んでもらうことが出来た具体的な事例やノウハウを解説していきます。
Shopifyの構築スキルをスクールで習得した方が「ストア構築ができるようになった、でもその後結局何から始めればいいの?」「ECサイトってやること多そう…お金に直接絡むからなんか怖いんだよな….」と過去の自分のように最初の一歩で挫折してしまうケース。
また、制作会社さんからのストア構築やカスタマイズの仕事は得られても「なんか自分のやりたいことと違うな…」と悩んでいるケース。色んな方とお話する機会をいただいたので、Shopifyのエンド営業・仕事術について、少しずつブログに情報をまとめていきたいと思います。ブログでは必要な情報は全部出していきますので楽しみにしていただけると嬉しいです。
本記事の内容
- エンド営業ってどんな営業?
- Shopifyの構築習得(スクールのカリキュラム)が終わっていればエンド営業に踏み出してもいい理由
- Shopifyのエンド営業、僕の主な受注先をまとめました
- Shopifyエンド案件の提案〜納品まで、お客様に喜ばれた事例5つの紹介
簡単な自己紹介
「Shopifyの構築はある程度学んだけど、今のスキル感で営業に踏み出しても大丈夫かな…」
「Shopify営業の具体的な営業先を知りたい」
「Shopifyエンド案件の提案〜納品まで、どんな姿勢でクライアントワークすればお客さんに喜んでもらえるんだろう…」
と心配している過去の自分に向けて書いています。
【前提知識】そもそもエンド営業ってどんなもの?
Web制作をしている方の主流の営業先として「Web制作会社への営業」があります。
Web制作会社への営業と比較して説明していきます。
エンド営業って?(「下請け」と「直請け」の違い)
まず、お仕事を引き受ける方法として「下請け」と「直請け」があります。
ここでは「下請け=Web制作会社営業」、「直請け=エンド営業」で説明しています。
Web制作会社営業(下請け)
「Web制作会社営業」はくりかえしですが、「下請け」として仲介でお仕事を引き受けるイメージです。
Web制作会社は、ホームページ制作を例にすると、営業、ディレクター、デザイナー、コーダー、などで構成されています。
業務範囲としては、もし自分がコーダーなら「コーディング部分」のお仕事を制作会社から依頼されます。
報酬としては、あくまで例ですが、制作費(例:100万円)のうち、「コーディング部分」のみの報酬額(例:10万円〜20万円)いう感じで制作費全体のうちの一部の金額が報酬となります。
メリット
- 継続的な案件に繋がれば収入も安定する
- 基本的には業務範囲が決められている(デザイナーならデザイン、コーダーならコーディング)
- 構築スキルを
デメリット
- 単価が安い場合がある
- Shopifyのノーコードだけでの構築スキルでは難しい
- 実績公開ができない
- ディレクターさんとの相性が悪いと案件が長引く場合がある
- ディレクターの決めた仕様がお客様にとって最適ではない場合もある
僕も最初の頃はShopifyのカスタマイズ案件をWeb制作会社様からいただくいてました。やりがい含めて自分の価値観とも照らし合わせた結果、今はエンド営業に振り切っています。
エンド営業(直請け)
「エンド営業」は「直請け」として、エンドクライアント(経営者)から直接お仕事を引き受けるイメージです。
エンド営業では、仲介をはさまないので制作会社がやっているような内容全てを個人で引き受けることになります
その為、業務範囲としては制作会社が行う全ての業務(営業、ディレクター、デザイナー、コーダー)を自分やチームで行う必要があります。
報酬としては、仲介をはさまないので、もし100万円で受注した場合、そのまま100万円が報酬額になります。
メリット
- 単価が高い
- 実績公開の了承をもらいやすい
- 納期もお客様に相談し、自分で決められる
- Web制作会社営業とは異なり自分で一緒にお仕事をするパートナーを選ぶことができる
- お客様の同意の元で、テーマに沿った構築(ローコード)で案件進めることが出来る
- 売上が上がった喜びをクライアントとわかちあえる
- 月々の保守管理費用(サブスク)を提案することが出来る
- 新しい経営者を紹介してもらえる場合もある
デメリット
- 業務範囲が広く、柔軟な対応が求められる
- 営業の心理的なハードルが高い
- 「構築スキルだけ」では難しい
- お客様都合での納期のズレが発生しやすい
エンド営業の1番のやりがいは「売上が上がった喜びをクライアントとわかちあえる」だと思っています。本当にエンド営業に振り切ってよかったな…!と思っています。
Shopifyの学習が終わっていればエンド営業に踏み出してもいい理由
挑んでもいい理由
結論として、エンド営業に挑み、実案件に踏み出しても大丈夫です。
「怖いな…」と思うかも知れませんが、最初はみんな同じスタート(実務経験はゼロ)です。私自身も、Shopifyの営業を始めた時はECサイトの納品実績はゼロでした。
カリキュラムが終わっていれば一通りのECサイト構築に必要な知識は習得しているので大丈夫です。
・・・とはいえ当時の僕は大手のECサイト制作会社やSNSで活躍する経験豊富なフリーランスがつくるECサイトを見て「今の自分はまだまだだめかもしれない…」とウジウジしてる時間も結構ありました。。笑
その他にも
「スキル習得後、どう動けばいいかわからない」
「具体的な営業先がわからない」
「ECサイトってお金に直接絡むからなんか怖い…」
「自分のやることお客様のやること、全体の流れがわからなくて怖い」
と次から次へと不安が湧き出てきて実案件に全く踏み出せない日々を過ごしていました
その中でたまたま知り合った珈琲店のECサイトのオーナーさんに言われた言葉で自分のマインドが変わりました。
<言われた言葉>
「うちは大手のスターバックスのような企業じゃないし、大きな制作会社さんじゃなくていい。」
「僕の珈琲の良さをわかってくれてる人にお店のECサイトを作ってもらえると嬉しい。」
「あなたはとても丁寧でアフターフォローもしてくれそう(近所だし)。だから今度改めて営業しに来てよ。」
こういった言葉をかけられてなかなか営業や提案できない…とウジウジしてた自分が馬鹿らしくなり、「絶対にこのオーナーさんの力になる。徹底的に向き合って売上も上げられるように頑張る」と決意することができました。
例えが適切ではないかもしれませんが
「料理で例えるとフランス料理のような超高級店もあれば、コスパの良い地域の定食屋さんもある」
「世の中にはどちらもニーズがある」
「僕は地域の定食屋さんを目指し、パソコンが苦手な人でもEC事業に踏み出せるように徹底的に寄り添っていこう」 と思っています。
くりかえしですが、カリキュラムを終えていれば営業に踏み出しても問題ありません。
一緒に頑張っていきましょう。
この記事では主に
①エンド営業先
②エンド営業で繋がったお客様に対し、実際に喜ばれた事例
を解説していきます。
Shopifyの営業、僕の主な受注先を3つまとめました
知り合いや顔見知りの経営者から
どういった方法なのか?
個人的にはShopifyのゼロイチとしては1番おすすめの案件獲得方法だと思っています。
自分の知り合いや友人、顔見知りの経営者さんからECサイト制作を受注する方法です。
「飛び込み営業!?そんなのいきなりキツイわ…」と心配したかもしれませんが安心してください
まずは家族や身近な友人などに「自分がECサイト制作をやっていること」、「パソコン関連で困っていそうな経営者さんがいれば繋いで貰いたいこと」を伝えていました。まずはここからがスタートになります。
「顔見知りの経営者さんなんて思いつく人なんていないよ…」
という場合でも大丈夫です。
顔見知りの経営者さんだと、例えば美容室のオーナーさん、接骨院のオーナーさん、珈琲店のオーナーさんがいるとして。美容室や接骨院のオーナーさんならホットペッパーでオーナーさんを指名したりもできるので、全く関わりのない人でも勇気を出せば「話したことのある経営者」をつくることはできます。
また、珈琲店など1人で経営されているお店も色々ありますし、日常でスーパーやコンビニで買ってるものをそういった個人経営のお店で買うようにすれば可能性が0%→1%以上になるのかなぁ…と思います。なにより営業だけじゃなく、実際に美味しいし気分転換にもなるのでおすすめです。(もちろん割高ですが…)
繰り返しになりますが、実際に少しでも話せる関係性になれば会話の中で「自分がECサイト制作をやっていること」、「パソコン関連でもし困っていそうな経営者さんがいれば頼ってください(繋いでください)」「こういうことで困っている人を知らない?」などと、気軽に相談してみましょう。これを伝えることを意識してると、もしかしたら何か繋がるかもしれないし、実際に僕自身もこういった出会いが案件に繋がっています。
※今後は対面営業の割合も増やしていきたいと思っているので本記事の内容も随時更新していきたいと思います。
どれくらいの単価感か?
1案件30〜50万円の見積額を提示していました。
下記でも解説していますが、地方自治体の補助金を提案することでお客様の自己負担は10〜20万円になる場合もあり、適正価格での受注にはおすすめです。
補足:地方自治体の補助金の活用について
地方自治体の補助金を活用することで、お客様の自己負担を抑えたうえで適正単価の見積額が通りやすくなります。
構築費:40万円
補助金: 18万円
自己負担: 22万円
具体的には「県名 EC 補助金」等で検索すると、地方自治体の補助金が見つかることも多いです。
【写真:スクショ】
また 市役所とかにこういった補助金や助成金の最新情報が見れる場所があるので定期的にチェックしておくのもおすすめです。
【写真:チラシ】
内容は意外と簡単でA4サイズの2枚ぐらい書けばOK。
【写真】
補助金申請書でわからない部分は市役所の担当者にpdfを送付してチェックして貰えるので補助金申請の提出前に見てもらうと安心です。
メリットとデメリットについて
メリット
- 受注に必須となる「信頼」を獲得した状態からスタートできるところ。
- 実績公開の了承をもらいやすい
- 納期もお客様に相談し、自分で決められる
- Web制作会社営業とは異なり自分で一緒にお仕事をするパートナーを選ぶことができる
- お客様の同意の元で、テーマに沿った構築(ローコード)で案件進めることが出来る
- 売上が上がった喜びをクライアントとわかちあえる
- 月々の保守管理費用(サブスク)を提案することが出来る
- 新しい経営者を紹介してもらえる場合もある
デメリット
- 業務範囲が広く、柔軟な対応が求められる(マーケティング部分も)
- 営業の心理的なハードルが高い
- お客様都合での納期のズレが発生しやすい
- 感覚的に高い見積額は提出しにくい
- 現実的に「PCが苦手でなかなか踏み出せない…」というお客様も多く、メールやチャットのコミュニケーションがスムーズに行かない場合がある
- オフラインでの打ち合わせやサポートを多くしないと進まない場合もある
エンド案件を提案〜納品、アフターフォローまで対応した経験は今後の営業にも必ず活かせるので本当におすすめです。
ランサーズのスキル出品から
どういった方法なのか?
こちらはクラウドソーシング営業になります。この内容が後で解説する別のエンド案件に繋がったこともあるため記述しています。
ランサーズとは、仕事を依頼したいと考えている企業と、仕事の受注を受けたいワーカーをインターネット上でマッチングさせることのできる、クラウドソーシングサイトです。
ランサーズには「スキル出品」という機能があり、ご自身のスキルや経験を、希望の値付けをした商品パッケージとして出品し、そのまま販売できる機能です。
詳細はランサーズ公式のページに記載しています。
「Shopify」で検索すると1位表示されることも多く、
※こちらの表示の方法については別記事(準備中)で解説できればと思います。
どれくらいの単価感か?
・軽微な修正を含めると2万円〜30万円の単価感。30万円以上の単価感の案件もある。
メリットとデメリットは?
メリット
- 軽微な修正案件も多く、時給単価が高くなる場合もある。
- 待っているだけで問い合わせが発生する、『待ちの営業』を実現できる
- 他のクラウドソーシングに比べて個人のお客さんよりも法人のお客さんのほうが多い。
- お客様のITリテラシーが高い
デメリット
- 細かなカスタマイズ案件に対応する場合Liquidの知識が必須であることが多い。
- 制作会社様の下請けとして入る場合もあり、構築者が音信不通になった…という少し炎上の予感のある案件も多い。
- 倍率が高く、提案しても読まれない可能性が高い。
ランサーズは「待ちの営業」になるので、営業時間削減にもなります。
他のコミュニティから
どういった方法なのか?
僕の場合「リベシティ」というコミュニティにも所属しており、結果的にエンド案件に繋がっています。 具体的には「その②:ランサーズのスキル出品」と似た「」サービスがあり、そこに出品しています
どれくらいの単価感か?
・1から制作の場合、30万円〜50万円の単価感で提案しています。
メリットとデメリットは?
メリット
- 「その②:ランサーズのスキル出品」のコピペで自分のサービスを出品できる。
- お客様と協議しながら仕様を決めて進められる。
- 月々の保守管理の契約も合わせて受注しやすい(サブスク収入)
- ITリテラシーが高めの方が多い。
- 普段の発信内容がわかり、自分との相性がなんとなくわかる。
デメリット
- リベシティに限らず、有料コミュニティに所属する場合、月々の会費がかかる。 リベシティの場合(2000円〜/月)〜。
- たまに「無料でやってください」…という方もいる
- 顔が見えないので音信不通になる場合もある
※詳細は別記事で書こうと思っています!
オフ会もあるので、オフライン営業とオンライン営業のかけあわせのようなメリットを感じます。
エンド案件でお客様に喜ばれた事例5つ
今回の事例
「その1の①顔見知りの経営者さん」で繋がった近所のコーヒー専門店のオーナーさんのECサイトリニューアル案件です。
先方の情報を可能な限りインプットしておく
事前にお客様の情報をインプットし準備しておくことで「お客様に興味を持ち、しっかり準備してくれたこと」を伝えることが出来ます。
この後の提案フェーズで「現状の課題」、「お客様の事業の強み」を理解した上で進めることができるのでやっておいて良かった…と思うことができました。
具体的にやったこと
既存HPを確認
事前に「今のECサイトはお客様から購入しづらいと言われている」と聞いていたので事前にどこが購入しにくいか?を確認しました。
実際に私も「購入しにくいなぁ…」と感じた箇所がありました。
具体的には
・コーヒー豆のグラム数が選べない
・「豆のまま」or「粉に挽く」も選べない
・1つのテキストボックスに全部書かなければいけないのか…
・そもそも商品の値段と配送料が同じぐらい(ECサイトでは避けるべきこと)
とすぐに課題が何点も見つかったので、気になった部分をメモしておきます。
※この後の「提案書を可視化して持っていく」の材料になります。
楽天ショップや他のECサイトを参考に「珈琲 EC」で検索すると、どんな購入ページが買いやすいか?がわかるのでおすすめです。
購入しやすいサイトは共通している部分も多いので勉強になります。
「店舗においてある雑誌(取材されたもの)」を読み込む
事前にお店の強み、打ち出したい魅力を深く理解した上で提案に進んだほうが「わかってくれてる」と思われやすいです。実店舗のあるお店には取材されたものが置いてることが多いです。僕はオーナーさんに「このお店が取材されたときの雑誌ありますか?」とお聞きしてから読み込んでいました。
プロの取材ライターさんがヒアリングし、お店独自の魅力やオーナーさんが伝えたいことを書き起こした濃い情報が詰め込まれているので店舗の強みをしっかりと把握するためにはいい材料になっています。
雑誌以外にも、SNSの検索やGoogle検索で「お客様の強み」がわかる内容が出てくることがありますのでおすすめです。
提案書を可視化して持っていく
提案内容を可視化することで、お客様にとっても「自分のECサイトを持つ」という認識をしてもらいやすくなります。また、Shopifyのテーマに沿って制作した場合のデザインのイメージをお伝えすることで、認識の誤差を早い段階で抑えることが出来ます。
具体的にやったこと
ShopifyのTOPページのデモを作成
事前にこのようにShopifyのテスト環境でTOPページのデモを作成して持っていきました。
オンライン上のやり取りの場合、こんな感じで動画にしてお見せする場合もあります。
お客様に頂いた声としては、「もう今の構成ですごくいいと思う」、「ありがとう、自分のお店を持つイメージがつきました」とのことで想像以上に喜んでいただけました。
TOPページのデモサイトの制作にかかる時間はテーマに沿った構築だと数時間あれば作成できるためおすすめです。
テンプレ化しておくと1時間以内で終わります。
※詳細別記事で開設予定です。
デモサイトにお客様のロゴや写真を使用することで「自分のお店」のイメージを持ってもらえます。
商品ページも作成しておく
今回は「商品の購入ページがわかりにくい」という課題があったので、「リニューアルしたらこんな感じに改善されて購入しやすくなりますよ」とイメージしてもらいやすいように作成しておきました。
また、お持ち帰りのメニュー表があれば、参考にして仮で3点ほど商品登録しておくと喜んでいただけました。
資料として紙に印刷してファイルに閉じて持っていく
下記のような資料を作成し、紙に印刷しておきました。
紙に印刷した理由としては
①珈琲の焙煎について紙とペンでまとめていたので紙とペン派だと思った。
②「普段パソコンを使ったコミュニケーションにストレスを感じている」がと聞いていた。
③直接「紙ベースの資料の方がいいですか?」と聞き、「YES」の回答だった。
案件のスムーズな進行にはある程度お客様のやりやすい方法で行うのがおすすめです。返事もいただきやすく、お店で忙しい間でもスキマ時間に確認してもらうことが出来ました。
プラスアルファで作業する
経営者さんは忙しくて時間がないので、面倒事を巻き取る姿勢はすごく喜んでもらえます。
「普段は実店舗の業務でパソコン作業する時間がない…」
「パート勤務の方もパソコン操作が詳しい人がいないので自分でやるしかない…」
という負の部分を解決するようにしました。
具体的にやったこと
補助金の提案〜申請サポート
地方自治体の補助金を活用することで、お客様の自己負担を抑えることができます。
普段から「〇〇県 EC 補助金」で検索していたり、補助金に詳しい美容室のオーナーさん、税理士さんから情報をいただいていたのでチェックして確実に使えそうな補助金はチラシを印刷してカバンに準備しておくようにしてました。
市役所にもこういった補助金や助成金の最新情報が見れるコーナーがあるので定期的にチェックしておくのをおすすめします。
「」
時間がなくパソコンで書類を記入するの時間もないし、パソコン作業が。
構築費:40万円
補助金: 18万円
自己負担: 22万円
具体的には「県名 EC 補助金」等で検索すると、地方自治体の補助金が見つかることも多いです。
内容は意外と簡単でA4サイズの2枚ぐらい書けばOK。また、
補助金申請書でわからない部分は市役所の担当者にpdfを送付してチェックして貰えるのでメール等で補助金申請の提出前に見てもらうと安心です。
補助金と聞くと「難しそう…」と感じると思いますが、地方自治体の補助金は自治体の予算が残っていれば基本的に採択されやすく、簡単である事が多いです。不安な場合は市の担当者に聞けば教えていただけるので意外と大丈夫です。
その他面倒ごとの巻き取り
普段からWifiの不具合、音響の不具合、パソコンの選定、プリンターの接続、ChartGPTの使い方等可能な範囲で巻き取っていました。
例えば「音響の不具合の場合」詳しくなかったとしても
・「ちょっと見てみましょうか?」と聞く
・配線抜けてないか?PCとスピーカーが繋がっているか?
・音量は消音になっていないか?
・再起動してみる
・ダメだったらメーカに電話する
等のことは勇気があれば出来ます。
こういうときに「信頼を稼ぐチャンス」だと捉えると自然に行動できるし、お客さんには予想以上に喜んでいただけるのでおすすめです
納品時にしっかりと説明する
クライアントは「ECサイトで商品が売れた後の流れはどうすればいいんだろう…」、「スムーズに対応できるだろうか?」、と不安に思っています。なので納品時には制作物の説明だけではなく公開後商品が売れた後の流れも実際にデモンストレーションして共有することをおすすめします。
具体的にやったこと
納品時には実店舗に足を運んでレクチャー
オフラインでのコミュニケーションの方が良さそうなクライアントだったので、この案件については実店舗に足を運んで納品時の説明を行いました。
具体的にやったことは下記の項目です。
・納品の際の説明は実店舗にパソコンを2台持っていく
・購入側、ストア側の両方のデモンストレーションをやる
・実際に僕が商品を購入し、僕の家に届けてもらうまでをやる。
・ストア管理画面のショートカットをデスクトップに作っておく
・パソコンに緊急連絡先(僕の電話番号)の付箋を貼る
オンラインでもZoom上でデモは行うことが出来るので、やっておくと不安を低減することができます。それでも「忘れるのが不安…」というのがクライアントの本音なので、「Zoomを録画して後で共有する」や「この後にも書いているマニュアルを共有する」などのクライアントの不安を先読みした解決策を提示すれば喜ばれます。こういった取り組みは今後の営業活動でも使うことができます。
Shopifyの管理画面説明用のマニュアルを共有する
後で見返すことができるように、購入された後の作業内容をまとめたマニュアルを共有しています。
マニュアルの大枠の項目としては、
①管理画面の基本的な操作方法
②商品が購入された後の流れ(受注〜発送)
③商品登録の方法
となります。
下記は②の商品が購入された後の流れ(受注〜発送)のマニュアルの参考例です。
それぞれの画面で何を確認しておくべきか?を記載しておくと
「このマニュアルに書いていること確認して良かった!」というお声をいただくこともあります。
Shopifyのマニュアルの作成にあたりかなり参考にした本は「いちばんやさしいShopifyの教本」です。
※Shopifyのマニュアルは更新中です
1ヶ月の無料サポート期間をつける
「もし何かあったらどうしよう…」と不安なクライアントもいるのでこの提案も喜ばれました。
ECサイトを構築した後に自力でやっていける環境を惜しみなく提供することが満足度にも繋がります。
保守管理のサポートも任せていただけるきっかけになります。
この珈琲屋さんのオーナーさんは下記の項目も付け足してました。
・パソコンのデスクトップにShopify管理画面のショートカットを作る
・パソコンに「何かあったらすぐ連絡ください!【電話番号】」を貼る
クライアントに応じて適切なサポートをする姿勢を見せると満足度に繋がります。
納品後、売上が立つまで可能な限りサポート
主にやったこと
・Shopify×LINEの掛け合わせで提案
・LINEの友だち登録のトークスクリプト作成
・実店舗に立って友だち登録の声かけを実施
・定期配信を実施
具体的な内容
前提としてマーケティング部分は専門家(URL)に頼った
自分の仕事の最終の目的は「お客様の売上を上げること」だと理解はしているものの、、
「マーケティングの知識・実務経験がほとんどないから不安だ….」と正直思っていました。
これについてはcodolifeというコミュニティ内でLINEマーケターのなおさん()という方に相談させていただきました。
結果的に「ECサイトリニューアル前後で月の売上が約5倍」という結果に繋がりました。
これについては自分だけの力では間違いなく達成できなかったので、エンド営業する場合は周りを頼る考えはすごく大切だと実感しました。
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